【御朱印巡り】京都大覚寺の黄梅院で御朱印を頂いたら住職が人生訓も書いてくださった!!

京都大覚寺内にある黄梅院を訪問しました。御朱印を頂くために並ぼうとすると案内の方が、「今日は住職が居られるので直接書いてもらうことができますよ」とのことでした。

そうするとなんと、単に御朱印を書いていただくだけではななく、そこには人生訓メッセージとその説明まで頂けたのでした。

大覚寺の黄梅院はどこにあるの?

大覚寺黄梅院は、金閣寺から徒歩約20分くらいのところにあります。

 

黄梅院の近くには、織田信長公が御祭神の建勲神社もありますので、ご興味がある方はそちらも一緒に参拝されると良いと思います。

 

黄梅院の由緒は?

黄梅院は、大覚寺の塔頭の一つです。

こちらは北大路通り側から大覚寺に入ったときの写真です。両側はもちろん敷地全体に所せましと複数の院やお寺が集まっています。その中の一つが黄梅院です。

ご由緒は、この黄梅院は大覚寺の塔頭の一つ。

織田信長公が父・信秀の菩提のために建立した小庵に「黄梅庵」と名付けられたのが始まり。

その後、本能寺の変で信長公が亡くなったあと、羽柴秀吉が改築し「黄梅院」と改められたとのこと。

中には、千利休が作ったとされる枯山水庭園である「直中庭」などを拝観することができます。

黄梅院を拝観する

こちらがその黄梅院の山門です。

入る前から庭の静けさを感じることができます。

こちらは山門を入ってすぐのものです。

なんとも言えない、空気が一段と凛とし、緑の木々、苔に心が洗われる感じになります。

この奥にあるところで拝観料を納めると、そこから先は撮影禁止となります。

人生訓入りの御朱印

黄梅院内を見学し、内部にある庫裡(小早川隆景寄進だそう)の近くで御朱印を頂くことができます。

ここで御朱印をいただこうとすると、案内の方が、「今日は住職が居られるので直接書いてもらうことができますよ」と声をかけてくださいました。

それはラッキーと思いながら並んでいると(この日は前に3人くらい)、住職が御朱印を書く前に顔をチラリと見られてから筆を走らせられます。

そして、書かれたあとに何やらご説明をされてます。

どんなこと話をされているのかな、、、と聞き耳を立てていると私の前はご夫婦でしたが、ご主人が御朱印を頂いておられ、奥様への普段からの感謝を説くようなことを話されてました。

そしていよいよ、自分の番になると、やはりご住職はチラリと私の顔を見られると、直ぐに筆を走らせられます。

そこで頂いたのがこの御朱印です。「呑舟 魚 不遊支流」とあります。

これを私に見えるように置きながら、説明をしてくださいます。

これは、「呑舟魚(どんしゅうのさかな)支流に遊ばず」と読みますと2回繰りかえされ、「舟をのみこむくらいの大きな魚は、小さな支流では泳がない。つまり横にそれて大事なことを見失うのではなく、しっかり大望をもって、どうどうと歩んでください」という意味ですと説明をしてくださりました。

また、口頭での説明だけではなく、説明補助文まで記載いただいておりました。

そこにも「深く広く大きく物事をとらえ、ふところ深き度量ある方でいて下さい」とありましたので

いつ見ても、その時を思い返すことができます。

これを頂いたときは本当に感慨深かったです。ちょうど仕事で大きな役割を任されたあとで、いろいろ悩みもあったのですが、そうだな、しっかり自分のやるべきことを見据えて正面からぶつかっていこうと思ったものです。

それと同時に、今の自分の心の中を読み取ったかのような人生訓というのかお言葉をさらっと記載してくださった住職に驚きを覚えました。

さいごに

京都、大覚寺にある塔頭の一つ、黄梅院はいかがでしたでしょうか。金閣寺から徒歩約20分くらいで行ける距離にありますので、是非ご参拝されてください。

特に住職がおられて、御朱印に書き込みを頂けるときは、その人その人を見てとった人生訓のメッセージもいただけるので、お勧めです。

もちろん、黄梅院自身も見どころありますので、心の静けさを求めに、心の疲れを癒しに訪れてみられることをお勧めします。

近くにある織田信長公が御祭神の建勲神社に興味のある方は、よろしければこちらもどうぞ。

また、大覚寺の近くにある、今宮神社もご参拝してきましたので、そちらも後日紹介したいと思います。