旧NISA積み立て分を売却して2025年新NISA積み立てに備える

みなさん、こんにちは。ブルービーです。

新NISAやっていますか? 新NISAも来年で2年目に突入しますね。

来年の新NISA投資枠の使い方をツラツラ考えていたのですが、今回、旧NISAの積み立て分を売却したので、それをテーマにしたいと思います。

旧NISA銘柄は売却する必要がない?

そう、世の中的によく言われているのは、

 ①旧NISAは売却せずに新NISAを積み立てるのが良い。

なぜならば、新NISAは非課税枠最大1,800万円だけど、旧NISAで積み立てていた分を残しておけば、実質、新NISA枠最大1,800万円+旧NISA投資分で非課税枠が大きくとれるから。

 

②資金余力があるならば、新NISA枠はできるだけ早く埋める方が良い。

なぜならば、リスクにさらしている金額が早いほど、あとあとのリターンも大きくなることが期待できるから。

というのがあると思います。

 

私もその通りだと思います。

でもね。毎年新NISA枠360万円を5年間で埋めれるような資金力は無いわけですよ。

そんな中、できることなら2025年も新NISA枠を埋めたいなーと思っていたなかで、ググっと旧NISA積み立て分に目が行ったわけです。

旧NISA枠はそのまま持ち続ける方が、実質的に非課税枠が大きく取れるのは分かっている。

でも、年齢的にも残りの期間を考えると、新NISAの枠がこのまま埋めれないのではないかと思い始めていたんです。

※2024年は特定口座の銘柄を売却することで、新NISA枠の投資にまわし、なんとか満額360万円を投資することができました。

 

旧NISAで持っている銘柄の状況は?

で、ですよ!? 確かに旧NISAと新NISAで同じリスク資産の投資をしているのならば、旧NISAを売却して新NISAで買い直すなんてナンセンスです。

でも、旧NISAで買っていたリスク資産は、新NISAでは買わなくなった銘柄だったとしたら?

さらに、その銘柄よりも新NISAで買っている銘柄の方が損益の結果が良いと期待できるのであれば?

実はこのまま旧NISAで持ち続けて、新NISA枠を余らせるくらいなら、旧NISAの過去の銘柄はとっとと売却して新NISAで新しい銘柄に買い替えて、10年、15年持っているのが正解なのでは・・・と思い始めたわけです。

そう、私が旧NISAの積み立ての初期~途中銘柄変更するまで購入続けていた銘柄として、今は新NISAでも購入していない

 1)三菱UFJ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

 2)レオス ひふみプラス

 3)三菱UFJ eMAXIS 新興国株式インデックス

があります。

旧NISAも途中から、これらの銘柄積み立てを止めて<ニッセイ<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド>の一本に絞って積み立てをしていました。

 

私の旧NISA積み立ての中では、最後まで継続積み立てしていた<ニッセイ外国株式インデックスファンド>を加えると、現在に至るまでの損益として

 1)三菱UFJ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):+50.46%

 2)レオス ひふみプラス:+48.27%

 3)三菱UFJ eMAXIS 新興国株式インデックス:+55.37%

 4)ニッセイ<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド:+114.69%

と資産形成に大きく貢献してくれた素晴らしい銘柄達です。

 

それぞれ愛着はあるものの、2025年の新NISA積み立てを考えたときに、この中から2025年新NISA投資金額をねん出しようとすると「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」と「レオス ひふみプラス」を売却すれば、2025年の新規積み立て予定金額と合わせて、満額の360万円を埋められそうと気づいたわけです。

旧NISAで持っていた銘柄の収益率確認と試算

じゃあ、本当に旧NISA分を売却して新NISAで買うのが良いのか?ということですが、2024年に私が買っている新NISAは、「三菱UFJ eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の一本なので、それと損益を比較してみると、

年間収益率 ’18 ’19 ’20 ’21 ’22 ’23 ’24 平均
8資産均等 -6.7% 16.3% 1.0% 16.0% -4.7% 16.4% 7.9% 6.6%
ひふみプラス -21.23% 23.09% 20.73% 3.32% -13.40% 20.75% 9.49% 6.1%
オルカン -7.5% 26.8% 9.0% 32.7% -5.6% 30.4% 17.1% 14.7%

※それぞれの目論見書を参照しました(2024年12月29日時点)。

オルカンが始まったと思われる2018年からの7年間の平均ですが、約8%くらいオルカンの方が良い結果を残しているということになります。(合ってますよね?)

仮にそれぞれ、100万円を10年、15年の間、追加の積み立て無しで寝かしながら、上記の平均収益率で運用できたと仮定すると、

  初期投資額 10年後の資産額 15年後の資産額
8資産均等 1,000,000円 1,894,838円 2,608,303円
ひふみプラス 1,000,000円 1,807,814円 2,430,697円
オルカン 1,000,000円 3,941,252円 7,824,404円

(※資産運用かんたんシミュレーション|資産形成について|アセットマネジメントOne  で試算しまた。)

もちろん、これらの銘柄が過去7年間の収益関係と今後10年の収益関係が一緒とは限りません。

逆に世界的な不況に陥ったら、オルカンの方がマイナスが大きくなることもあるかもしれません。

でも、インデックス投資(ひふみはアクティブ投信ですが)で10年、15年のスパンで考えた場合、上記のような収益率であるならば10年で約2倍の差になることが期待できるわけです。

さらに15年だと約3倍の差となる期待が持てるならば、そして2025年の新NISAの枠を埋めきれないのであれば、旧NISAでの枠にこだわらずに、とっとと新NISAで新しい銘柄に乗り換えるのもありですよね?

SBI証券口座での旧NISA売却手続きを進める

ということで、私は乗り換えることを決意しました。

ここからは私が使っているSBI証券口座での売却の手続きを簡単におさらいしておきます。

①SBI証券にログインします。

ここではポートフォリオの画面から売却手続きを行います。

②売却したい銘柄の「売却」をクリックします。

すると、売却方法の画面に遷移するので、私の場合は、全額にチェックを入れて取引パスワードを入れて売却を行います。(この画面ではすでに売却手続きを進めているので注文可能金額がゼロになっています)

③注文が完了すると、注文照会(取消)をクリックして状況を確認します。

この画面は注文を出してから後日キャプチャしたので取り消し不可のステータスになっています。

約定日が2024年12年30日。受け渡し日が2025年1月9日になっています。

これで手続きは完了。

あとは1月9日に、売却した金額をそのまま新NISAで新しい銘柄で一括投資する予定です。

さいごに

今回は、旧NISAの銘柄を売却して、新NISAでの積み立て枠を使うことにしました。

・新NISA枠が使いきれないかもしれない。

・旧NISAで保持している銘柄よりも、新NISAで購入している銘柄の方がリターンを期待できるかもしれない。

ような場合には、乗り換えてもよいのでは・・・という内容でした。

もちろん、これが正解ではないかもしれません。

急に収入が増えて新NISA枠を満額埋めれるようになったら、旧NISA枠を保持しておいた方が良かったという時が来るかもしれません。

旧NISAで持っていた銘柄の方が、今後の10年、15年後は良い成績をたたき出すかもしれません。

投資に絶対はありませんが、私は乗り換えようと思い切って踏み込みました。

10年後、15年後に今回の決断が良い結果であったと振り返ることができることを願っています。

※投資は自己責任でお願します。