【御朱印巡り】花巻神社の御朱印と素敵な和歌をいただく

岩手旅行の際に花巻神社にて御朱印を頂きましたので紹介したいと思います。

通常の御朱印だけではなく、神職(宮司)さんのご厚意で和歌も見開きでいただくことができましたのであわせてご紹介したいと思います。

花巻神社のご由緒

花巻神社

愛宕神社・稲荷神社の二社が昭和三十年に合祀され、名称を花巻神社と改称。花巻開町以来の里の守護神を祀る神社です。(境内の由緒書きより抜粋)

花巻神社の境内

数十段の階段を上ると鳥居が見えてきます。その奥にご神殿。

最初に鳥居をくぐった左手の手水舎でお清めをしてから参拝を行います。すっきりした青空が気持ちよいです。

この日は境内に、他の参拝者はおられず、非常に静かなお参りとなりました。

二つの目の鳥居をくぐって神殿に向かいます。

ご参拝をしたあと、いよいよ御朱印をいただきます。

花巻神社の御朱印

神殿左手にある社務所で御朱印をいただきます。とても誠実でやさしそうな神職(宮司)さんがおられました。

今回、花巻神社に立ち寄った理由。旅行先の花巻温泉からも近く、他の方のブログを拝見させていただき御朱印の書体がかっこいいと思ったことに加えて、はさみ紙に和歌を書いていただけるということで目を引いたからです。

さらに、、、、ある方のブログに神職(宮司)さんにお願いしてみたらはさみ紙に書いていただいているような和歌を御朱印帳にも見開きでいただくことができたという方があり、これは是非に伺わねばと思ったためです。

で、今回、厚かましくも神職(宮司)さんにお願いしてみたところ、快く引き受けてくださるとともに驚かれておりました。

どうやらお話を伺ってみると、通常は見開きで和歌を記載することはしていないにも関わらず、先日、たまたまある参拝者の方からお願いされて和歌を記載したことがある。

そうすると、実は昨日も同じように見開きでお願いされた参拝者の方が来られたものの、神職(宮司)さんがご不在で対応できなかった。

そして翌日のこの日、また私が見開きでお願いしたため、通常は和歌を御朱印帳にかくことはないのに、そんなことをどこでお知りになったのですか?インターネットですか?と驚かれていた次第です。

そんなことを話しながらも、それでは和歌も記載させていただきますので、少し時間かかりますが、どうぞ境内を参拝ください。

そして参拝者がどの都道府県から来られたかがわかるように大きな日本地図を社務所横にかけてあるので、よかったら出身県にシールを貼っていってくださいとのこと。

境内にはご神木が3本あり、手をあてて常日頃の感謝とこれからも健康かつ幸せに過ごせるようお願いをしておきました。

そうこうして10分くらいすると、神職(宮司)さんお声がけをいただき御朱印を受け取ります。

ちゃんと和歌もいただくことができました。通常は初穂料300円のようですが、今回は見開きで和歌もお願いしたので二つ分として600円をお納めしてきました。そしていただくことができた和歌は次のようなものでした。絵もいれくださり、本当に感謝感謝です。

百人一首にもある古今集の大江千里(おおえのちさと)

「月みれば ちぢにものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど」

意味:月を見ると、いろいろと物事が悲しく感じられる。私ひとりだけにきた秋ではないのだが。

 通常は和歌までは記載されていないようですし、お時間を取らせてしまうので、今後も和歌をいただくことができるかは分かりません。決して無理なお願いはしないようにしたいものです。

そして、はさみ紙にも和歌をいただきました。

和歌自体は勉強不足にて知りませんでしたが、帰宅後ウェブで調べました。夏の終わりにふさわしい歌でした。

興味があるかたは調べてみてください。詳しいサイトがいっぱいありますので。

古今和歌集 凡河内窮恒(おおしこうちのみつね)作

「夏と秋と ゆきかふ空の通ひ路は かたへ涼しき 風や吹くらむ」

意味:夏と秋とがすれ違う空の道のもう一方では涼しい風が吹いているだろう

花巻神社の場所

花巻駅から車で2分。徒歩だと7分程度。花巻温泉界隈からだと車で約15分程度のところにあります。

住所:〒025-0071 岩手県花巻市愛宕町384−1

電話番号:0198-24-1442

ホームページ:花巻神社ホームページ

以下、ホームページよりご参考情報(2018年11月時点)。実際に訪問される際には神社ホームページでご確認ください。

御朱印は9時~16時頃まで随時受け付けております。

※万が一行事の都合などにより不在の際は、授与所前に持ち帰り用を準備している場合があります。

初穂料 300円

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